を見てきました。
ニコラス・ケイジは特別好きでもなく・・でも、なぜか結構彼の出ている映画は見ていたり(笑)
5年前の9月11日。
日本時間の深夜・・私はTVでそのLIVE映像を見ました。
『映画?』と思ったのが本音です。
その後・・2機目が突っ込むところ・・ビルが崩壊するところを見てました。
今回のお話は、湾岸警察の2人がビル崩落に巻き込まれ、その安否を心配する家族と
彼らを助けようとする人々・・のお話でしたが・・
所々のリアル映像がまた記憶を刺激して、解っているけど「逃げて!」と叫びたくなる思いでみてました。
自分の仕事柄、まぁ・・あまりERのような救急救命は行っていませんでしたけど・・
それでも助けたいと一心になる気持ちは当然あるわけで。
諦めずにお互い励ましあう2人。この場合・・もう一人居たのですが、彼は何回かの崩落の衝撃で死んでしまいます。
そして・・「お前が死んだら俺も死ぬ」「だったら・・お互い生きようじゃないか」と言い合います。
姿が見えず、自分も動く事ができない。
夜になり、作業中断と言われる中、元海兵隊の人がそれを無視して捜索します。
「俺たちプロがやらねば誰がやる?」みたいな事を言いながら・・。
であった、もう一人の海兵隊の人と・・2人が出会い、海兵隊の人は電話を掛けますが通じません。
ここで・・なるほど・・と思った事が1つ。
「俺の妹に掛ける」と海兵隊の人が言いました。
そうか・・電話が混乱しているなら、遠距離から伝えるようにすれば良いのだ!と。
1人目が救出作業を受けている時、助けに入った人が仲間に言います
「お前達、何時崩れるか解らないんだ。このまま帰れ」
「・・いや、俺も残る」
「ここまで来て帰れるか」
・・自分達の命も掛けて救おうとする心。
(もう、この辺りはみんなグスグス鼻を鳴らしてましてね・・)
でも、1人目はいいます。
「俺の足を切断してくれ。彼も助けなければならないんだ・・約束だから」と。
結局、1人目を(足の切断せず)助け・・もう一人(ニコラス・ケイジ)を救出。
その間、家族は病院に向かって待機してます。
ここには・・未だ行方不明の人の家族も・・。
ニコラス・ケイジの奥さんが「何やってるの!」と怒りを顕にしてますが、そこで黒人の女性が・・
「私の息子はエレベーター・ボーイをしていたの。救出作業中ならいいじゃない」
そこで、奥さんは自分の悲しみよりも更に悲しい人に会い、自分はまだ良かったのだと認識します。
このビル崩壊で、約2500人が行方不明又は亡くなりました。
崩壊後に助かったのは・・20人だそうです。
命に上も下も無く、重さも変わらないはずなのに・・。
どうか、エゴによる戦争やテロ行為がなくなる様に・・
最後に祈らずに居られませんでした。
本当に・・哀しいけど、心に響く映画だったと思います。
(ストーリーに関しては・・・まぁ、こういうものだろうと・・笑)